2016年度 コンピュータビジョン特論(島田担当分)
担当:島田伸敬(クリエーションコア4F、shimada@ci.ritsumei.ac.jp)
講義予定
1-8回まで島田担当。
講義資料
「主成分分析・最小二乗法・ロバスト推定」のスライド資料およびレジュメを配布します。
「パターン認識の基礎」のスライド資料をPDFで配布します.
「カメラと撮影の幾何学」スライド資料をPDFで配布しておきます.
7回で配布した「バンドルアジャストメント」のスライド資料をPDFで配布します.(テキストは紙ベースでのみ配布です。コンピュータビジョン最先端ガイド3のP.1からを参照)。
レポート課題
7回講義で説明したオプティカルフローに関するOpenCVプログラミングを実際に行って結果を求め考察せよ。
- 締め切り 2016年6月29日(水)24:00までに、manaba+RにオンラインでPDFファイルを提出のこと。
- 内容:
OpenCVをつかってオプティカルフローをもとめて表示するプログラムを実装する.
OpenCVのライブラリにある関数をつかってよい。力試しをしたい人は自力でLKやHSのアルゴリズムを実装してもよい。
C言語以外に、C++, pythonその他のラッパーライブラリを使ってももちろん構わない。
サンプルのプログラムはOpenCV3では使用できない。OpenCV2を入れるか、同様の内容をC++やpythonで実装する必要がある。
- 記述すること:
- 実装したプログラムの背景となる理論についてのまとめを書くこと.当然
式などを駆使して述べること.必要に応じて絵もいれるとよい.
- [OPTIONAL]フローの精度を向上させるための方策について、1つ考えてやり方について述べる。発表された論文や教科書を参考にするのもかまわない。実装・実験結果があればなお良い。(この項目はなくても合格できます)
- 実装したプログラムのリスト
- 実験結果の画像,データその他必要と思われるもの.
- もし自分でフロー計算を実装する場合の参考(ヒント)
テスト画像
以下の画像でテストすること.
http://vision.middlebury.edu/flow/data/
からダウンロードできる.
OpenCVライブラリ
入手
以下のサイトから入手できる.
http://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/
C言語のライブラリになっている.
インストール
windows版のインストールは簡単.ダウンロードしたインストーラを起動するだけでよ
い.通常C:/Program Files/OpenCV以下にインストールされる.
コンパイル環境の構築
windows版であれば,Visual Cも使うことができるが,Cygwin環境をインストール
して,GNU Cコンパイラ(gcc/g++)を用いるのが一番楽と思われる.
Cygwinはこちらから.
サンプルプログラム
サンプルプログラム(カラー画像を読んで濃淡値に変換して表示するプログラム)を以下に掲載する.
Makefileとソースをダウンロードしてmakeすればコンパイルできるようになっている.
またflow計算の実装には以下の雛形プログラムを利用すること.
他のサンプルは以下に.上のMakefileをつかってコンパイルできるようにしてある.
ドキュメント
オフィシャルなドキュメントはたとえば以下から.
http://opencv.jp/document/
http://www.cs.bham.ac.uk/resources/courses/robotics/doc/opencvdocs/